【リガ】

ブラック・ヘッドの会館

 


リガはラトビアの首都でバルト海につながるリガ湾に面している。
リガへは1202年にドイツ騎士団が侵攻し、1282年にハンザ都市に
加盟して、ドイツ商人によって街は繁栄する。ブラックヘッドとは
ハンザ同盟の未婚の貿易商人を指し、15世紀に建てられた会館は
彼等の集会や社交の場であった。第二次大戦中にドイツの空襲に
より破壊されたが、2000年に忠実に復元再建された。
写真後方の高い塔は13世紀に建てられた聖ペテロ教会。


 

リガ大聖堂

 


この大聖堂はドイツ騎士団が占領した地域の宗教上の中心的な
役割を果たした。1211年に建設が始められ18世紀後半に
現在の姿になった。ロマネスクからバロックに至る様々な様式が
混在している。特に、内部のステンドグラスが美しい。



 

旧市街の眺望

 


宿泊したホテルからの旧市街の眺望。手前の川はリガ湾へ
流れ込むダウガヴァ川。リガは「バルト海の真珠」と呼ばれる
美しい港町で、旧市街はアールヌーボー調の建築物の宝庫。
写真左端の円柱を備える白い建物はリガ城で、
右端の高い塔はリガ大聖堂。



 

【シグルダ】

トライダ城

 


シグルダは リガの東北70kmに位置し、ガウヤ国立公園の
入口にあるラトビアきっての観光地。
その目玉は自然溢れる公園内に点在する城や遺跡である。
この城は先住者リーブ人が建てた木造の城を、13世紀初めに
侵入したドイツ騎士団がレンガ造りの城に改築。
かって城門は2つあったが、現在は左側の門だけが残る。



 

城の塔からの眺望

 


城の塔からは360度の景色を展望出来る。城の周囲は深い森に覆われ、
その緑の中を曲りくねったガウヤ川が流れる。
近くには城の本丸が見える。本丸は博物館になっており、
ドイツ騎士団の活動の歴史や使用した甲冑、武器、貨幣等が
展示されている。



 

【バウスカ】

ルンダーレ宮殿

 


バウスカはリガの南、リトアニアとの国境近くに位置し、
リガから車で1時間半程度。この宮殿はロシアの女帝アンナに
寵愛され、貧しい貴族からクールランド大公にまで昇格した
ビロン公がアンナのために夏の宮殿として建設。
ロシアのサンクトペテルブルグの冬宮(エルミタージュ)を造った
イタリアの建築家ラストゥレリが手掛け、30年かけて1768に完成。





inserted by FC2 system